自由と責任と理想と
音楽レーベルの運営をしていく中で、いつの間にか入りたいと言ってくれる方、興味を持ってくれる方、応援してくれている方が増えてきて、気づけば中々の規模になってきて、あと少しで1年が経ちます。
初めのころこそレーベルに対する思いだったり、目指している未来だったりをメンバーに語ることをちょっと意識してやってはいたんです。そういう向かう方向性を示すのは大事なことだよなって、だからなるべくみんなと話をするために時間を取ったりもしていたんだけど最近は人数も増えてきて個人通話というのは少し減ってきたなって思うのと、規模が大きくなってきて全員と頻繁に話すのが難しくなってきたんです。
だからそろそろレーベルの意思と意義を一度共有しておきたいなと思うんですよ。
新しい人たちも続々来ているのでね。
とはいえ、これからもなるべくみんなと向き合って対話していけたらいいなって思っています。
話がそれたので本題に戻すと、うちが掲げているコンセプトは大きな目標として「自由」と「笑顔」というコンセプトがあります。
自由に音楽を楽しめる(クリエイティブを楽しむ)こと
自由に生きていけるようになること
自由に人生を謳歌(おうか)できるようになること
自分が笑顔でいれること
仲間が笑顔でいれること
周りが笑顔でいれること
掲げているコンセプトはホントに単純なことで「自由に人生を楽しんでハッピーに生きていこう」そして「この輪を広げていこう」という、これしかなくて、もっと簡潔に言えば「みんなでハッピーに過ごそう」それだけでしかないんです。
これだけの話ではあるんですが、「自由」というのは非常に広義であり難しい言葉でもあると思います。
「自由には責任が伴う」という言葉をご存じでしょうか、
「自由」に欠かせない三つの要素として、
(1)自分が立てた規範に従う自律性
(2)自由であることを不断に求める自発性
(3)人によって異なる自由についてのさまざまな考え方を認める多様性
自由であることで誰かが不自由を感じてしまう可能性や、はたまた自由にすることで不測の事態や危険な目にあう可能性もある場合があります。
紛争地区にフラッと入ったばかりに拉致されて捕虜になってしまうなんてことも過去にはありました。
自由に発言をしたことで誰かが悲しい思いをしたりすることもある、
「どんなことをしても自由、その結果については自分で責任を負え」
なんて言われることもあります。
自由って本当に難しいテーマだなって常々感じます。
調和を大切にしながら自由を求め続けることは非常に難しいことですが、そこで補強するのが「自分が笑顔であること」と「周りが笑顔であること」これらを両立することでポジティブで充実した人生を歩んでいくことにもつながっていくだろうと思っています。
そういう輪を少しづつ広げていきたいよねっていうのが大前提でこのレーベルを立ち上げたんです。
私たちがいる音楽の世界はクリエイティブの世界ですから、往々にして非常に厳しい世界です。自身のスキルで勝ち取っていく世界ですし、結果が全て、尚且つその結果には自身のスキル以外に運の要素も関係してくる、さらにはその結果も主観的な部分が強く好みも人それぞれで流行っていうのも結構絡んできたりしてなかなか難しい世界でもあります。
こうした中で自由を勝ち取っていくためにはスキルアップだったり感性を磨きていく努力は常に必要なことだと感じます。
それが苦しい時もあるでしょう。
自由を得るため、笑顔でいるためには時にそういう葛藤だったり試練とも向き合って戦っていかないといけないっていう部分もあるのもこの世界だと思うんです。
私が理想とするのは音楽性を高め合っていくことはもちろん、好きなことを楽しめる環境を作ると同時に自分も含め人間的な成長が出来る場所、将来のアーティストを育てていく場所になったらいいなって思ってます。
またレーベル内だけでなく様々なジャンルのクリエイターにとってもそういう影響を与えられるような団体でいること、それが理想とする姿ですかね。
この思いが届くように日々1歩ずつ頑張っていくだけだなーって思います。みんなの力を借りて俺ももっと頑張るわ。
これからもよろしくね。
モチベーション維持の為の内的要因と外的要因
人間が何か事を起こそうとする時に「モチベーション」という言葉をよう。例えばあまり気が乗らないときは「今日はモチベーションが上がらない」などといった言葉は良く目につくワードだが、そもそも「モチベーション」とはいったい何なのか、またモチベーションが維持できる時とそうでないとき、モチベーションが高い人とそうでない人と個人差がかなりあるこの「モチベーション」について考えていこうと思う。
モチベーションとは
モチベーションとは日本語に直訳すれば「動機」ですが意味としては「動機づけ」となる。
動機づけとは、行動を始発させ、目標に向かって維持・調整する過程・機能。 動機づけは人間を含めた動物の行動の原因であり、行動の方向性を定める要因と行動の程度を定める要因に分類できる。動物が行動を起こしている場合、その動物には何らかの動機づけが作用していることが考えられる。
参照:Wikipedia
動機と動機づけについて
動機とは行動を起こすための要因であり、動機付けは目的や目標に向かって行動を持続させていくための心理状態を指す。そして、人の心の内側から沸き起こる欲求によって行動を起こす”動因”と、心の外側からの要因によって行動を起こす”誘因”に分けられる
モチベーションには3つの要因が関係している
(厳密にはもっと多くの要因がある)
- 外発的動機付け
- 内発的動機付け
- 無動機付け
個々では大まかに3つの要因について見て行くことにする
外発的動機付け
- 報酬が貰える
- 褒められる
- やらないと懲罰がある
外発的動機付けのメリット
- 動機付けの効力が非常に強い
- 即効性があり、すぐにコントロールできる
- 効果がわかりやすい
- スキルがなくても可能で、実行しやすい
- 比較的単純な仕事の場合には、生産性が上がる
外発的動機付けのデメリット
- 必要以上の努力はあまり期待できない
- すぐにやる気がなくなってしまう
- 継続して動機付けるには、より大きな刺激が必要
- 受動的、依存的となってしまう
内発的動機付けのメリット
- モチベーションを維持しやすい
内発的動機付けのデメリット
- 動機付けが成功すればモチベーションを高く保ちやすい反面動機付けがうまく行かないと長続きしない
無動機付け
- 無動機付けはそもそも動機がないのでただやっているだけ
- そのうち嫌になる
具体的な例
このブログは音楽関係の人が良く見に来ると思うのでバンドで例えて書いてみると、自分が好きなアーティストのライブに初めて見に行って実際にサウンドやパフォーマンスを見た時に感動を覚え自分もバンドをやってみたい!自分もこんな音を出してみたい、こんな風にカッコよくなりたい。というような感情から実際に楽器を買って練習し始める。というような事があったとして、これは外からの刺激に対して自分もこうしたい、こうなりたいという欲求を満たすための「外発的動機」です。そして練習していくなかでもっと上手になりたい、だからもっとこうしようというような状況は「内発的動機」が大きくかかわっている。
何をするにしても動機があり次に行動が来るが3番の「無動機付け」に関しては少々異なり思い付きで行動していたり誰かから強制されたりしてやっていたりしている場合でこのままではほとんどの場合、長続きしません。
仕事の時なので強制的にやらされている内容でもやっていくうちにモチベーションが上がってくるなんて場合は、スタート段階では無動機付けから始まったがやっていくうちに内外の動機付けが加わりやる気が出てくるということもある。
私自身のことで言えば何かをやり始めようとする時の動機付けに関しては「外発的動機付け」は二の次にして考えることが多く初めに「楽しそうなこと」「好きなこと」「ワクワクすること」「やっておくと将来的にうれしいことが待っていること」などを基準にまずは「内発的動機」を考えながら少し遅れて(ほぼ同時に)「外発的動機」を考えやることのメリットやデメリットを見て行くようにしている。
当然、未知のことをやっているときなどは「やりたくないこと」や「嫌なこと」が出てくることも沢山あるが初めの基準が「内発的動機」にあるので「嫌なことを好きなこと」に変えられるようになる。
色々掘り下げて行くと様々な要因があったり、理由があるがもっとシンプルに考えれば大きな目標として「好きなこと」をやるのが良い。
好きこそ物の上手なれ
ただそれだけの話で、そこまで昇華できればある程度高いモチベーションを維持しながらもモチベーションという概念は実際のところあまり関係なくなるようにも思う。
マーチャンダイジングとイノベーション
マーチャンダイジングと言うのは、流通業の重要な要素であり小売り業、卸売り業では非常に重要な概念であり販売方法や価格設定を戦略的に設定するための計画と管理を指します。(商品計画・商品化計画といわれる)
マーチャンダイジングにおける5つの適正
- 適正な商品(消費者が求めている物を提供する)
- 適正な場所(どこで仕入れどこでどうやって販売するか)
- 適正な時期(いつ仕掛けるか)
- 適正な数量(どれくらい必要でどれくらい売れるか、また在庫管理は)
- 適正な価格(いくらで仕入れ、いくらで販売するか)
マーチャンダイジングにおける4つのP
- Product(プロダクト)= 製品
- Place(プレイス)=流通
- Price(プライス)=価格
- Promotion(プロモーション)=宣伝・広告
マーケティング戦略を成功に導くにはこのマーチャンダイジングの概念は避けて通れないものだ。
商品やサービスの「品揃え」「陳列」「演出」「販売促進(プロモーション)」「値付け」
この概念はちょっと古いんじゃないだろうか・・・
とは言え、この概念は小売業に特化したものでもあるのでエンタメ業界でさらには私自身が構想しているビジネスモデルにおいては結構不要な者も多いように思っている。
従来の音楽レーベルで言えばある程度必要でもあるのだけど現在構想している物は売らずに収益を得るところにある
マーチャンダイジングが直線的な販売戦略とするなら構想している物は曲線であり円である。
まったく新しい価値観から生まれるビジネスモデルではこの概念はちょっとしっくりこない。業界が違うからなのか、それとも根本的に間違っているのか、はたまた古いのか、恐らく以前はこの概念を基に構成していくのが効率的であったのだろうけどもバージョンアップが必要なんじゃないか・・・
そこにイノベーションのカギが眠っているような気がする。
この答えはきっと頭が良い人がそのうち出してくれるだろう。